Marantz CDプレーヤー SA-1 を三重県松阪市で
高価買い取りさせていただきました。
ズシリと重い本体。ノイズ低減のために施されたダイキャストの数々。
熱や振動、電磁波の影響を最小レベルにまで抑える高いシールド構造など
当時のマランツの意気込みが伺えます。
マランツが開発したSACDプレーヤー初号機で、
パーツを厳選し、最高精度レベルのD/Aコンバーターを搭載するなど、
その作りこみは半端なものではありませんでした。
フィリップスの1bitビットストリームタイプのDAC、DAC7を
チャンネル当たり2個(D/Aコンバーターとしては4個)使用しています。
CD再生時に、8倍オーバーサンプリングデジタルフィルターDF7(TDA1307)を使用し、
CDの音楽信号(サンプリング周波数44.1kHz)を、
ビットストリーム・データへ変換してからDA変換します。
また、オーディオ回路には、HDAM(高速電圧増幅モジュール)を採用するなど、
あらゆる箇所にマランツの本気が見て取れます。
発売当時の価格は577,500円です。
10万~25万円クラスのプレーヤーでは、
音質の差は人間の耳ではほとんど感じられないほどの微々たるものですが、
50万を超えるクラスですと、その差がはっきりと感じられるほど音質に差が出来ます。
このSA-1は、マランツがプライドと意気込みを見せた初号機だけあって、
豊かで安定した音で、特に高音域に華やかさがあります。
【仕様】
型式 スーパーオーディオCDプレイヤー
出力端子 デジタル同軸出力(CD-DAのみ):1系統
デジタル光出力(CD-DAのみ):1系統
アナログアンバランス出力:1系統
アナログバランス出力:1系統
チャンネル SACD:2ch
CD:2ch
周波数範囲 SACD:2Hz~100kHz
CD:2Hz~20kHz
周波数特性 SACD:2Hz~50kHz -3dB
CD:2Hz~20kHz
ダイナミックレンジ SACD:109dB
CD:98dB以上
高調波歪率 SACD:0.0012%
CD:0.0015%
ワウフラッター 水晶精度
音声出力 アンバランス:2.2V
バランス:3.9V
デジタル出力(CD-DAのみ) 同軸:0.5Vp-p/75Ω
光:-19dBm
レーザー AlGaAs
波長 SACD:650nm
CD:780nm
信号方式 SACD:1ビット・DSD
CD:16ビット・リニアPCM
サンプリング周波数 SACD:2.8224MHz
CD:44.1kHz
許容動作温度 +5℃~+35℃
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 33W(電気用品取締法)
最大外形寸法 幅458×高さ133×奥行365mm
重量 17.7kg
【付属品】
リモコン(RC-1SA)
RCAピンコード
AC電源コード