


埼玉県所沢市にて、DYNACORD(ダイナコード)の業務用スピーカー「FX12」を出張買取しました。
DYNACORD FX12は、Electro-Voice製の12インチND 12Aと1.4インチND6ネオジムドライバーを同軸状に配置した、中高域用のパッシブスピーカーです。コニカルホーンと定指向性ホーンを組み合わせ、高い能率と中距離まで届く指向性を備えています。
査定では低中域と高域の両方が正常に出力されるか、Voice Coil Tracking Protection、パッシブネットワーク、スピコン端子、キャスター、吊り下げ用レールなどを確認します。
DYNACORD FX12の買取について
今回のDYNACORD FX12は、埼玉県所沢市からご依頼いただいた通常の出張買取品です。
FX12はライブ、イベント、ホール、店舗などの音響設備で使用される大型スピーカーです。1台約48kgあり、奥行も約814mmあるため、設置場所から移動させる際には複数人での作業が必要になります。
同じシリーズのサブウーファーFX20やシステムパワーアンプXa 4000、スピコンケーブルなどが残っている場合は、システム一式として査定できます。
買取商品:DYNACORD FX12
メーカー:DYNACORD(ダイナコード)
型番:FX12
カテゴリ:同軸ホーン型業務用パッシブスピーカー
買取地域:埼玉県所沢市
買取方法:出張買取
状態:中古品
主な査定ポイント:低中域・高域の音出し、ND 12A、ND6ドライバー、ホーン、パッシブネットワーク、保護回路、スピコン端子、グリル、キャスター、ハンドル、吊り下げ金具、キャビネット
DYNACORD FX12の査定ポイント
ND 12A低中域ユニットの動作
低中域には、Electro-Voice製の12インチND 12Aユニットが搭載されています。コニカルホーンを介して100Hz付近から1kHzまでを受け持つ構成です。
査定では低中域が十分な音圧で出力されるか、音量を上げた際にビビリ、歪み、音切れ、ボイスコイルの擦れが発生しないかを確認します。
業務用として大出力で使用されていた個体では、外観に異常がなくてもボイスコイルが熱によるダメージを受けている場合があります。抵抗値や音圧も確認し、左右や複数台で状態に差がないかを調べます。
ND6ネオジム高域ドライバー
高域には、1.4インチのElectro-Voice ND6ネオジム・コンプレッションドライバーが搭載されています。80度×40度の定指向性ホーンによって、1kHz以上の帯域を再生します。
査定では高域が正常に出ているか、音量が極端に小さくないか、歪みやノイズが発生していないかを確認します。ダイヤフラムの断線や変形がある場合、低中域だけが鳴る状態になることがあります。
交換や修理を行った履歴がある場合は、使用したダイヤフラムが純正品かどうかも査定に関わります。
同軸ホーンと指向性
FX12は低中域用のコニカルホーンと、高域用の定指向性ホーンを同軸状に配置しています。査定ではホーンに割れ、変形、異物の混入がないか、内部の取り付け部分が緩んでいないかを確認します。
ホーンやユニットの固定が緩んでいると、特定の音量や周波数で共振音が発生する場合があります。グリルを外して無理に内部へ手を入れず、異音がある場合はその状態をお知らせください。
Voice Coil Tracking Protection
低中域ユニットと高域ドライバーには、それぞれ独立したVoice Coil Tracking Protectionが設けられています。この回路はユニットへ加わる電圧からボイスコイルの温度上昇を推定し、熱的な過負荷が予測されると入力を安全な範囲まで抑えます。
査定では通常の音量で音が途切れないか、保護回路が不自然に作動しないか、内部配線やネットワークが改造されていないかを確認します。
保護回路を取り外している場合や、別仕様のネットワークへ交換されている場合は、純正状態とは査定が異なります。
パッシブネットワーク
FX12には、低中域と高域を1kHzで分割するパッシブネットワークが内蔵されています。通常は外部のチャンネルデバイダーを使用せず、1系統のパワーアンプで両ユニットを駆動できます。
査定では音域のつながり、左右のバランス、ネットワーク部品の焼損、接触不良などを確認します。高域または低中域だけが出ない場合は、ユニットだけでなくネットワークや保護回路に原因がある可能性があります。
スピコン端子とNORMAL・SYSTEM切り替え
接続端子には4極のNEUTRIK speakON端子が2系統装備されています。入力と並列出力に使用でき、ほかのキャビネットへ信号を送ることも可能です。
端子のピン配置は、NORMALの1+/1-と、SYSTEMの2+/2-を切り替えられます。DYNACORDのシステムアンプや4極スピコンケーブルを使用する際に、FX20との配線をまとめられる設計です。
査定では切り替えスイッチ、端子のロック、接触状態を確認します。ピン配置を把握せずに接続すると音が出ない場合があるため、無理な動作確認は必要ありません。
キャスター、ハンドル、吊り下げ金具
FX12には4個のキャスター、2個のハンドル、4本のリギングレール、2か所のストラップ取付部が装備されています。
査定ではキャスターが滑らかに回転するか、ハンドルや取り付け部分に割れや緩みがないか、吊り下げ用レールに変形や錆がないかを確認します。
過去に吊り下げて使用されていた機材は、金具へ大きな荷重が加わっています。安全性に関わるため、再度吊り下げる際は専門業者による確認が必要です。
グリルとキャビネット
前面には音響フォームと粉体塗装されたスチールグリルが使用されています。グリルのへこみ、錆、固定部分の緩み、音響フォームの劣化を確認します。
キャビネットは15mm厚のポプラ合板を使用し、外装は耐久性の高いブラックカーペット仕上げです。カーペットの剥がれ、破れ、汚れ、合板の割れ、水濡れ、角の欠けなども査定対象となります。
DYNACORD FX12の主な仕様
| 製品形式 | 業務用パッシブ中高域スピーカー |
|---|---|
| 構成 | 同軸コニカルホーン方式 |
| 低中域ユニット | Electro-Voice ND 12A 12インチ |
| 高域ドライバー | Electro-Voice ND6-8 1.4インチ・ネオジムドライバー |
| 公称インピーダンス | 8Ω |
| 定格許容入力 | 350W RMS |
| プログラム許容入力 | 700W |
| 出力音圧レベル | 106dB(1W/1m) |
| 最大音圧レベル | 134dB(計算値、1m) |
| 再生周波数帯域 | 120Hz~19kHz(-10dB) |
| 指向角度 | 水平80度×垂直40度(1kHz、-6dB) |
| パッシブクロスオーバー | 1kHz |
| サブウーファーとの推奨クロスオーバー | 140Hz、18dB/oct. Butterworth |
| 保護回路 | 低中域・高域独立Voice Coil Tracking Protection |
| 接続端子 | 4極NEUTRIK speakON NL4MPR×2 |
| ピン配置 | NORMAL 1+/1-、SYSTEM 2+/2- |
| キャビネット材 | 15mmポプラ合板 |
| 外装 | ブラックカーペット仕上げ |
| 外形寸法 | 幅600×高さ610×奥行814mm |
| 重量 | 約48kg |
※上記は旧型DYNACORD FX12の製品資料に基づく代表的な仕様です。後継仕様のFX12-PROとは、外装、キャビネット材、寸法、重量などが異なる場合があります。査定時には背面銘板と実機を確認します。
中距離の音響用途を想定した同軸ホーン設計
FX12は、客席まで一定の距離があるライブ会場、ホール、イベントなどで、中高域を効率よく届けることを目的としたスピーカーです。
低中域用のND 12Aも一般的なダイレクトラジエーターとしてではなく、コニカルホーンを介して音を放射します。高域には80度×40度の定指向性ホーンを使用し、正面方向へ高い音圧を届けます。
能率は106dBと高く、適切なパワーアンプやプロセッサーと組み合わせることで、業務用PAに必要な大きな音圧を確保できます。
FX20やXa 4000との組み合わせ
FX12は中高域用キャビネットであり、大規模な音楽再生では低域用のFX20と組み合わせて使用されます。FX20との推奨クロスオーバー周波数は140Hzで、18dB/oct.のButterworth特性が指定されています。
DYNACORDのXa 4000は、FX12とFX20を組み合わせたシステムを駆動するためのパワーアンプです。4極スピコンケーブルを使用し、低域と中高域の信号をまとめて配線できる構成になっています。
FX12単体でもスピーチなどに使用できますが、再生周波数帯域は120Hzからとなるため、音楽用途ではサブウーファーを併用することが基本です。
FX12とFX12-PROの違い
中古市場では「FX12」と「FX12-PRO」が混同されることがあります。基本的なユニット構成、許容入力、指向性などは共通していますが、キャビネットの外装や材料、細かな寸法と重量が異なります。
旧型FX12は15mmポプラ合板とブラックカーペット仕上げを採用しています。FX12-PROは15mmバーチ合板と耐久性の高い構造塗装仕上げを採用したモデルです。
査定では商品名だけで判断せず、背面銘板の正式型番、外装、キャビネット、端子部分を確認します。
中古市場でDYNACORD FX12が評価される理由
FX12は、Electro-Voice製のネオジムユニット、高能率な同軸ホーン、専用保護回路を組み合わせた業務用スピーカーです。ライブハウス、イベント事業者、音響会社などで使用できる機材として中古需要があります。
中古品ではND 12AとND6が純正状態で搭載され、両ユニットが正常に動作する個体が評価されます。複数台で音圧や音色がそろっていること、キャスターや吊り下げ金具に破損がないことも重要です。
FX20、Xa 4000、スピコンケーブルなどを含むシステム一式の場合は、単体だけでなく組み合わせを考慮して査定します。
DYNACORD FX12を高く売るポイント
複数台を同じシステムで使用していた場合は、できるだけまとめてご用意ください。個体ごとの型番、ユニット、外装がそろっていると、PAシステムとして評価しやすくなります。
サブウーファーFX20、システムアンプXa 4000、スピーカープロセッサー、スピコンケーブル、フライトケースなども同時に査定できます。
吊り下げ用金具、ストラップ、交換部品、取扱説明書などが残っている場合も本体とまとめてお出しください。ただし、安全性の分からない吊り下げ金具を再使用するために、ご自身で取り付け直す必要はありません。
ユニット不良・外装破損品も査定します
低中域または高域から音が出ない、保護回路が頻繁に作動する、スピコン端子に接触不良がある、キャスターが破損しているといったFX12も査定可能です。
外装カーペットの破れ、グリルのへこみ、音響フォームの劣化、キャビネットの傷がある場合もご相談ください。ユニットやネットワークの交換歴がある場合は、その内容をお知らせください。
埼玉県所沢市で業務用PAスピーカーを出張買取
リアルオーディオでは、埼玉県所沢市でDYNACORDの業務用スピーカー、サブウーファー、パワーアンプ、ミキサーなどを出張査定しています。
FX12は約48kgあるため、階段や段差を通してご自身で搬出する必要はありません。保管場所、台数、搬出経路、エレベーターの有無などを事前にお知らせください。
ライブハウスやスタジオの設備入れ替え、イベント機材の整理、倉庫に保管された複数台のPA機器にも対応しています。
関連する買取情報
DYNACORD FX12の買取に関するFAQ
Q. FX12とFX12-PROのどちらか分かりません。
A. 背面銘板の型番をご確認ください。外装がブラックカーペット仕上げの場合は旧型FX12、構造塗装仕上げの場合はFX12-PROの可能性があります。写真からの事前確認も可能です。
Q. 高音が出ていない状態でも買取できますか?
A. はい、査定可能です。ND6ドライバー、ダイヤフラム、パッシブネットワーク、保護回路、端子などを確認し、修理の必要性を考慮して判断します。
Q. FX20やXa 4000も一緒に売却できますか?
A. はい、まとめて査定できます。FX12、FX20、Xa 4000、スピコンケーブルなどがそろっている場合は、PAシステム全体の構成を確認して評価します。












