山口県宇部市でLUXMAN プリアンプ CL-40を
高価買い取りさせていただきました。
1983年に発売された管球式プリアンプでアメリカのGE社の真空管を採用した
最初のアンプです。
1980年代の時代背景としては真空管という素子が日本国内では生産中止となり、
国内で品質の安定したものを供給してもらうことができない時代であり、
メーカーとしても真空管を使用したアンプの生産が難しい時期でありました。
そうした中でラックスマン(当時はラックス)はいろいろな国のメーカーを
検討し将来にわたり安定した品質の真空管の供給を見込んでアメリカのGE社を
選んだとのことです。
このCL-40はGE社の真空管を採用した第一弾のアンプではありますが、これまで
数多くの名機を手掛けてきたラックスマンらしく音質にこだわりぬいたまさに
名機と呼ぶべき高級機に仕上がりました。
前オーナー様の祖父がすごくオーディオとラジオが好きな方だったそうでラックスマンの
全身である錦水堂の時代から利用されていたそうです。
そこからラックスマンの製品ばかりで揃えるようになり、祖父の家にはそういう
製品でいっぱいだったそうです。
数年前に亡くなった際にオーディオを何個か譲り受け、このCL-40もそのひとつ
ということでずっと長く使っていこうとも考えていたそうですが最近使用して
いなかったこともあり、宝の持ち腐れよりは誰かに使ってもらいたいと考える
ようになりご連絡いただきました。
40年前の商品ですが傷もなくコンディションも非常に良かったです。
世代をまたいで大切にされてきたもの胸にをまた新しく大切に使用してくれる人へと
お譲りしたいと思います。