


神奈川県小田原市でONKYO ステレオプリアンプ Integra P-855NIIを
高価買い取りさせていただきました。
1975年に発売された改良を重ね完成度を高めたプリアンプがこのIntegra P-855NIIです。
1969年からスピーカーのみならず総合音響メーカーを目指すために始まった高級機に付けられる「Integra」ブランド。
そのIntegraブランドで様々な技術を得て、次の製品へと繋いできました。
1974年にⅡシリーズ、1975年に新しいⅡシリーズということで「NⅡ」シリーズが展開され、プリメインアンプのみならずセパレートアンプやチューナーもラインナップがありました。
Integra P-855NIIは特にイコライザーアンプ回路とトーンアンプ回路の改良に力を入れており、課題の克服によりSN比の改善や音質向上へと直結していきました。
こちらはほぼ物置状態となっていた実家の一室から見つかったオーディオとのことでした。
片付け優先だったのでその他の物と一緒に捨てようかとも考えたそうですが、少し調べてみると値段が付くかもしれないと今回ご依頼くださりました。
現地の様子が分からないこともあり、テスト用の機材を持参してお伺いしました。
長い間通電させていないこともあり、動作しない機材もありましたが、このIntegra P-855NIIはしっかりと通電しました。
接点部分のさびや埃によるガリはありましたが、メンテナンスをすればまだまだ使えそうです。
良好とまでは言えないコンディションでしたが、精一杯のお値段をお付けしました。
査定額に喜んでいただけて幸いです。
ご依頼いただきありがとうございました。
ONKYO Integra P-855NII 仕様
型式 | プリアンプ |
入力感度/インピーダンス | Phono1:1.2、2.4、4.8mV/100、50、30kΩ Phono2:1.2、2.4、4.8mV/50kΩ Tuner、AUX1、2、Play:100mV/50kΩ |
全高調波歪率(1V出力時、1kHz) | 0.01% |
混変調歪率 | 0.05%以下(SMPTE、1V出力時、70Hz:7kHz=4:1) |
RIAA特性(Phono1、2) | 30Hz~15kHz ±0.2dB以下 20Hz~20kHz ±0.5dB以下 |
周波数特性 (Tuner、AUX1、2、Play) | 15Hz~70kHz +0 -0.5dB 10Hz~100kHz +0 -1.0dB |
Phono最大許容入力 (2.4mV、T.H.D. 0.1%) | 1kHz(R.M.S.) 10kHz(R.M.S.) |
S/N(IHF-Aネットワーク、 入力シャント) | Phono1、2:75dB以上 Tuner、AUX1、2、Play:90dB以上 |
出力電圧/インピーダンス | Output(100kΩ負荷時):1V(定格)、10V(最大)/600Ω Rec Out(Phono):100mV(定格)/12kΩ |
トーンコントロール(2dBステップ式) | Treble:±10dB(10kHz、F.Shift 2kHz時) Bass:±10dB(100Hz、F.Shift 400Hz時) |
ターンオーバー周波数 | Treble:2kHz、8kHz、Defeat Bass:400Hz、125Hz、Defeat |
ラウドネス(ボリューム-30dB位置) | +5dB(70Hz)、+3dB(10kHz) |
フィルタ | High-Cut:5kHz、20kHz、6dB/oct Low-Cut:50Hz、10Hz、12dB/oct |
ミューティング | -10dB、-20dB |
入出力極性 | EQ-AMP:同相 Tone+Buffer-Amp:同相 |
トランジェントキラー動作時間 | SW-ON時:約7秒 SW-OFF時:0.5秒より開始 |
使用半導体 | トランジスタ:37個 ダイオード:40個 LED:1個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
AC出力 | Switched:3系統 Unswitched:1系統 4系統合計:1100VA |