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Qobuzとは?日本に上陸したハイレゾサブスクの料金や音質を徹底解説!

Qobuzは、2024年10月に日本でサービスを開始したフランス発の音楽ストリーミングサービスです。
オーディオ愛好家向けに高音質を追求し、ハイレゾ音源のストリーミングとダウンロード販売の両方を提供しています。

この記事では、Qobuzの魅力である音質、多様な料金プラン、そして他のサービスとの比較を通して、その全貌を徹底的に解説していきます。

Qobuzはフランス発の高音質音楽ストリーミングサービス

Qobuzは2007年にフランスで誕生し、オーディオ愛好家のために高音質な音楽体験を追求してきた音楽ストリーミングサービスです。
2024年10月には、ついに日本でのサービスを開始し、多くのオーディオファンが待ち望んだ「音がいいストリーミング」として注目を集めています。

Qobuzは、ヨーロッパや北米、南米、オセアニアなど世界26カ国で展開されており、アジア地域でのサービス展開は日本が初めてです。
サービス名の由来は、カザフ族の伝統的な弦楽器「Kobyz」からきており、超自然で不思議な力を備えるサービスを目指しているといわれています。

Qobuzは高音質だけでなく、音楽を愛するスタッフによる優れたキュレーション、ダウンロード販売対応、そして多様なオーディオシステムとの統合といった四つの特徴を兼ね備えています。

Qobuzが誇るCD品質以上のハイレゾ音源の魅力

Qobuz最大の魅力は、その優れた音質にあります。
最低でもCD品質の16-Bit/44.1kHz、そして最大でハイレゾ音源である24-bit/192kHzのFLACフォーマットでのストリーミングを提供しています。
これは、従来のMP3などの圧縮音源とは一線を画す高品位なサウンドで、ライブの臨場感や楽器の質感、ボーカルの鮮明さをより忠実に再現します。

Qobuzは、ハイレゾ音源の先駆者として、2009年にはCDロスレス品質、2017年には世界で初めて最高192kHz/24bit品位のハイレゾ音源ストリーミングサービスを開始しました。
また、ダウンロード販売においては、PCM192kHz/24bitに加え、DXD(352.8kHz/32bit)やDSD(2.8MHz~22.5MHz)といったさらに高音質なフォーマットにも対応しており、音源のクオリティを重視するユーザーにとって非常に魅力的です。

MQA音源の配信については、e-onkyomusicとの統合に伴い、一部変更があったものの、Qobuz自体はMQAに代わる高音質な選択肢を豊富に提供しています。
さらに、QobuzはSonos、JBL、YAMAHA、B&Oなどのオーディオメーカー、RoonやAudirvanaといった高音質再生プレイヤーに完全対応しており、あらゆるデバイスでその高音質を最大限に楽しむことができます。

Qobuzの料金プランを解説!自分に合った選び方

Qobuzでは、ユーザーの利用状況に合わせて複数の料金プランが用意されています。

主にストリーミングサービスを利用できる「Studio」プランと、ハイレゾ音源のダウンロード購入割引が含まれる「Sublime」プランの2種類が存在しますが、日本国内では現時点(2024年11月時点)ではStudioプランのみ提供されています。

それぞれのプランには、アカウント数に応じて「ソロ(1アカウント)」「デュオ(2アカウント)」「ファミリー(最大6アカウント)」の3タイプがあります。
料金は月額払いと年額一括払いから選択でき、年額一括払いの方が月額換算でお得に利用できる設定となっています。

StudioプランとSublimeプランの違い

Qobuzのプランは、主に「Studio」と「Sublime」の2種類があり、それぞれの特徴が異なります。

日本国内では現在「Studio」プランのみが提供されていますが、グローバルでは「Sublime」プランも展開されています。
両プランともに、最大192kHz/24bitのFLACフォーマットで音楽をストリーミング再生できる点では共通しています。

しかし、「Sublime」プランは、ストリーミングサービスに加えて、ハイレゾ音源ファイルを購入する際に最大60%の割引が適用される点が大きな違いです。
音楽を聴き放題で楽しむだけでなく、お気に入りのアルバムを高音質で手元に置いておきたいというユーザーにとって、このダウンロード購入割引は非常に魅力的です。
サブスクリプションに契約していなくても、Qobuzからアルバムやトラックを個別に購入し、ダウンロードして保存することも可能です。
購入した音源はDRMフリーで、永久に所有できますが、購入割引を受けるにはSublimeプランへの加入が必要となります。

年間プランと月間プランの料金比較

Qobuzの料金プランは、月間払いと年間一括払いの二つの選択肢があり、年間プランを選ぶことで月額あたりの価格が割安になります。

例えば、ソロプランの場合、月額払いが1,480円であるのに対し、年間一括払い(15,360円)では月額換算で1,280円となり、年間で2,400円お得になります。

デュオプラン(2アカウント)も、月額1,980円が年間一括払い(20,160円)では月額換算1,680円となり、年間3,600円お得です。

ファミリープラン(最大6アカウント)は、月額2,480円が年間一括払い(24,960円)で月額換算2,080円となり、年間4,800円お得になります。

このように、長期的な利用を考えている場合は、年間プランを選択することで、月々の料金負担を抑えながら高音質な音楽体験を継続できます。

Qobuzの始め方|登録から再生までの簡単ステップ

Qobuzを始めるには、まず公式サイトにアクセスし、アカウントの登録と有料プランへの契約が必要です。
メールアドレス、ユーザー名、パスワード、生年月日などの必要事項を入力することでアカウントを作成できます。
Apple、Google、Facebookのアカウントを利用して登録することも可能です。
以前e-onkyomusicを利用していたユーザーは、既存のアカウントをQobuzに引き継ぐことができるため、スムーズに移行できます。
アカウント登録後、Studioプランのソロ、デュオ、ファミリーの中から自分に合ったプランを選択し、クレジットカードまたはPayPalで支払い情報を入力して契約を完了させます。
多くのプランで1ヶ月間の無料トライアルが用意されているため、まずは試用期間を活用してQobuzの音質や使い勝手を体験することが可能です。
登録が完了したら、PCやスマホに専用アプリをインストールし、ログインするだけで、すぐに高音質な音楽ストリーミングを楽しめます。

PCやスマホアプリでの基本的な使い方

QobuzのPCおよびスマートフォンアプリは、シンプルで直感的なインターフェースが特徴で、他の音楽ストリーミングサービスと大きく変わらない操作感で利用できます。

アプリを開くと、高品質のおすすめ曲が簡潔にまとめられた「ディスカバリー」ページが表示され、多彩な音楽との出会いを提供します。
好きな音楽を検索し、プレイリストに追加したり、お気に入りリストに登録したり、ダウンロードしてオフライン再生することも可能です。

音楽の再生ページは非常に分かりやすく、楽曲の左下にはハイレゾ音質マークが表示され、クリックすることで再生音質をMP3(320kbps)、CD品質(16-Bit/44.1kHz)、ハイレゾ(24bit/192kHz)の間で簡単に切り替えることができます。
これにより、モバイル通信の際にはデータ容量の小さいMP3、安定したWi-Fi環境下では最高品質のハイレゾと、自身の利用環境に合わせて最適な音質で音楽を楽しめるようになります。

また、Qobuzは音楽に特化した「マガジン」コンテンツも充実しており、音楽関連の記事やニュース、世界中の優秀なミュージシャンや高品質なオーディオデバイスの紹介などが豊富に掲載されています。

手持ちのオーディオ機器と連携させて高音質で楽しむ方法

Qobuzはその高音質を最大限に引き出すために、様々なオーディオ機器やソフトウェアとの連携を強化しています。
特にオーディオ愛好家からの支持が厚いのが、高音質音楽再生ソフトウェア「Roon」との連携です。
QobuzはRoonに完全対応しており、RoonユーザーはQobuzの豊富なハイレゾ音源をRoonの優れたインターフェースでシームレスに管理・再生できます。

また、SonosやBluesound、Audirvanaといった高音質オーディオプラットフォームにも対応しており、ハイエンドなオーディオデバイスやDACとの組み合わせにより、Qobuzの音質を最大限に引き出すことが可能です。

さらに、デノンやマランツのネットワークオーディオプレーヤー機能「HEOS」もQobuzConnectに対応しており、これらのAVアンプでもQobuzの高音質再生が楽しめます。

他のハイレゾ音楽配信サービスとの違いを比較

Qobuzはハイレゾ音楽配信サービスの分野で、TIDAL、AppleMusic、AmazonMusicUnlimitedなど、他の主要なサービスと競合しています。
それぞれのサービスには独自の強みと特徴があり、ユーザーのニーズや優先順位によって最適な選択が異なります。

Qobuzは特に「音質への矜持」を掲げ、高音質再生に特化したサービスとして差別化を図っています。
一方、TIDALもハイレゾ音源を提供していますが、日本での正式なサービス提供はまだありません。
AppleMusicやAmazonMusicUnlimitedもハイレゾロスレスに対応していますが、Qobuzはオーディオファン向けの機能やコンテンツ、専門的なキュレーションに強みを持っています。

料金プランは他社と比べて高い?

Qobuzの料金プランは、他の一般的な音楽ストリーミングサービスと比較すると、やや高めの設定となっています。
例えば、Qobuzのソロプランの月額料金は1,480円(年間一括払いの場合は月額換算1,280円)ですが、AppleMusicやAmazonMusicUnlimitedは月額1,080円、Spotifyは月額980円です。
ハイレゾ音源を提供するサービスの中でも、TIDALのHiFiPlusプランは月額約20ドル(円換算で約2,822円)と比較的高価です。そのため、TIDALと比較するとQobuzは料金面で魅力的といえます。
Qobuzは、高音質へのこだわりや専門的な音楽コンテンツ、ダウンロード販売の割引といった独自の付加価値を提供しており、単に楽曲を聴き放題というだけでなく、より質の高い音楽体験を求めるユーザーにとっては、この料金設定も納得できるものかもしれません。

音質のクオリティで選ぶならQobuz?

音質のクオリティを最優先するなら、Qobuzは有力な選択肢の一つです。
Qobuzは最大24bit/192kHzのハイレゾロスレス音源を提供しており、これはAmazonMusicUnlimitedやAppleMusicと同等の最高音質です。
しかし、Qobuzは「音質への矜持」をコンセプトに掲げ、公式アプリやモバイルアプリにおいても他社のサービスより素性の良い音質が得られると評価されています。

例えば、ビリー・アイリッシュの楽曲を比較した場合、Qobuzは超低域までしっかりと再生し、広い音場とボーカルのニュアンス、フィンガースナップのクリスピーさを再現するといった意見があります。
一方、AmazonMusicは低域が浅く音場が狭いと感じられる場合があり、AppleMusicは低域をブーストしつつ音の輪郭をクッキリさせる「味付け」がされている印象を受けることもあります。

Qobuzは、オーディオや部屋のチューニングによって音質が大きく左右されるため、使いこなすにはある程度のオーディオ的な知識や環境が必要とされますが、その分、突き詰めた高音質体験を追求できるサービスといえるでしょう。

聴きたい曲が見つかる?楽曲数の比較

Qobuzは1億曲以上の楽曲を提供しており、洋楽を中心に幅広いジャンルを網羅しています。
クラシック、ポップス、ジャズ、ロックなど多様なジャンルが楽しめるほか、個性的なインディーズ音楽も充実しているのが特徴です。

他のハイレゾストリーミングサービスと比較しても、AppleMusicやSpotifyが1億曲以上、TIDALが約1億1,000万曲を提供しているため、Qobuzの楽曲数は決して少なくありません。
しかし、日本でのサービス開始が比較的最近であるため、邦楽のラインナップは他の大手サービスに比べて手薄な場合があります。

現時点では、一部の邦楽アーティストやアイドルグループの楽曲が見当たらないケースも散見されますが、今後、日本の音楽市場に合わせた楽曲の拡充が期待されています。
Qobuzはヒットチャートやユーザーごとのリコメンドに加えて、Qobuz運営がキュレーションする「Qobuz名盤」や、注目の若手ミュージシャンをピックアップする「Qobuzissime」など、独自の切り口で新しい音楽との出会いを提案してくれる機能も充実しています。
音楽知識を広げるマガジンコンテンツも提供されており、音楽を楽しみながら深い情報を得ることもできます。

Qobuzを利用する上でのメリット、デメリット

Qobuzを利用する上でのメリットは、まずその「ハイレゾ音質」の高さにあります。
最大192kHz/24bitのロスレス音源でストリーミングやダウンロードが可能であり、音質にこだわるオーディオ愛好家にとって大きな魅力です。

シンプルで使いやすいUI画面、Windows、Mac、iOS、Androidといった多様なデバイスへの対応もメリットとして挙げられます。
無料トライアルが用意されており、いつでも簡単に解約できる点も利便性が高いでしょう。
アルバムをダウンロード購入して永久に保存できる機能や、音楽関連のマガジンが配信され、音楽に専念できる環境が提供されていることもQobuz独自の強みです。

RoonやAudirvanaなどの高音質再生ソフト、LINNやエソテリック、JBL、BLUESOUND、WiiMといった国内外の多くのオーディオメーカー製品との連携も充実しており、既存のオーディオシステムに組み込みやすい設計となっています。
日本語のウェブページからスムーズに契約できるため、日本での利用における障壁が低いのも利点です。

一方、デメリットとしては、他の音楽ストリーミングサービスと比較して料金が割高である点が挙げられます。
日本でのサービス開始から日が浅いため、特に邦楽のラインナップがまだ十分でないと感じるユーザーもいるかもしれません。
公式アプリの安定性や楽曲ラインナップなど、今後の改善が期待される部分も存在します。

実際に試聴しての感想

OTOTEN2025の会場でもQobuzを体験できるブースがあり、実際に試聴させていただきました。
USB DACとネットワークプレーヤーの機能を持ったTEAC UD-701Nに、finalのフラッグシップヘッドホンD8000 DCを組み合わせての試聴で、普段使用しているオーディオ機器とのランクの差がありすぎて、全てがいい音に聞こえてしまいそうです。

タブレットからQobuzアプリの操作をしますが、初めてでも使いやすく分かりやすい仕様であることがすぐに分かります。
日本でのサービス開始から日が浅く邦楽の曲数がまだ少ないという意見をたくさん目にしていましたが、有名なアーティストや主要の曲はほぼほぼ収録されている印象を受け、曲選びで不便になることはないと思います。
これからどんどん邦楽の曲数も増えていくということも聞けたので、今のうちにQobuzの魅力を知っておくべきなのかもしれません。

オーディオ愛好家のために開発されたといっても過言ではないその実力は、確かに音質という形で体現されていました。
少しだけ料金は高くなりますが、普段聞いている音楽が自分の好みのものになるならQOLは上がるのではないでしょうか。

まとめ

Qobuzは、2024年10月に日本に上陸したフランス発のハイレゾ音楽ストリーミングサービスで、オーディオ愛好家向けに高音質を追求しています。

最大192kHz/24bitのハイレゾロスレス音源を提供し、MP3やCD品質以上のクオリティで音楽を楽しめます。

料金プランはStudioとSublimeの2種類(日本国内ではStudioのみ提供)があり、ソロ、デュオ、ファミリーといったアカウント数に応じた選択肢と、月間・年間払いが選べます。年間プランは月額換算でお得です。

登録はメールアドレスまたはSNSアカウントから簡単に行え、PCやスマホアプリでの直感的な操作が可能です。

RoonやSonosなどのオーディオ機器との連携も充実しており、最高の音質を追求できます。

他のサービスと比較すると料金はやや高めですが、その分、音質のクオリティは非常に高く、特にオーディオ的に優れた体験を提供します。

邦楽のラインナップは今後の拡充が期待されますが、無料トライアルを活用して、その高音質をぜひ体感してみてください。

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