このコラムでは本当にあった悪徳買取業者の手口をご紹介いたします。
信じられないような手口の数々。
大切にしてこられたオーディオを騙し取られないために是非ご確認ください。
【その① 振り込まれ詐欺】

『振り込み詐欺』は新聞などでよく耳にします。
しかしながら『振り込まれ詐欺』は初めてお聞きになったのではないでしょうか?
これは新潟県で本当にあった事例です。
お客様は長年愛用したオーディオを売る為にネットでオーディオ買取業者を自宅に呼ばれました。
約束の日に訪れた悪徳買取業者は挨拶もソコソコに簡単な査定を始めました。
以下、悪徳買取業者とのヤリトリを会話形式でまとめました。
悪徳買取業者『高額商品になりますので手続きに必要です。この書類にお客様の銀行口座のご記入をお願いします。』
お客様『金額提示もなく、商談もまとまっていないのに銀行口座の記入が必要ですか?』
悪徳買取業者『形式的なものなので大丈夫です。お取引も高額になりますのでご記入をお願いします。』
お客様『・・・・・・・。』
お客様は不信に思いながらも詐欺に遭うわけではないと思い書類に記入されました。
悪徳業者『査定金額は80万円です。』
お客様『それは安すぎますよね。』
お客様のオーディオは高級オーディオの数々。
実は300万円を超えるハイエンドオーディオでした。
およその下調べをされていたお客様は即座に安値であると指摘されました。
しかしながら・・・
悪徳業者『それなら1万円上乗せします。』
お客様『いや、それでも安すぎる。桁が違うよね。』
と、ハッキリと商談をお断りされました。
悪徳業者『せっかく遠くまで来たんですからこの金額で売ってください。』
お客様『悪いけどその価格では売れません。』
こんなヤリトリがしばらく続いた後、悪徳業者は驚くことを口にします。
悪徳買取業者『今、本部から連絡があり83万円を振りこんだとのことです。だから83万円で商品を売ってください。』
なんと悪徳買取業者は商談が決裂しているにも関わらず、勝手にお金を振り込んできたのです。
最初に銀行口座を聞いてきたのはコレの為だったのか・・・。
この悪徳買取業者は日常的にこんな事を繰り返してるんだな。
お客様はこんな悪徳買取業者とは取引は出来ないと、
勇気をもって取引をお断りされました。
しぶしぶ商談を諦めた悪徳買取業者が最後に放った次の言葉にお客様は絶句されました。
悪徳買取業者『商談決裂なので振り込んだ金額の返還をお願いします。振込手数料は負担してください。』
悪徳買取業者の訪問から2時間を超えお客様は疲れ果ててしまいました。
話すだけ無駄と考え、お客様は振込手数料を負担して返金されたようです。
お客様のその後のお話しでは・・・
『ネットでもよく目にする買取業者だったので安心して家に呼んでしまった。』
『いまから考えると泥棒を家に招き入れたようなもの。』
『家の中を隅々まで見られたので今後のことが心配』
このようなケースがチラホラ目立ってきました。
皆様もくれぐれもお気をつけください。
もちろんこのお客様は当社とお取引いいただき満足していただける金額で商談成立となりました。
【その② テレビコマーシャルは信用できない】
昨今、買取業者が増えてきました。
テレビコマーシャルでも大々的にCMが流れています。
買取業者を選ぶとき有名な業者を選んだら間違いないとお考えではありませんか?
このケースはテレビコマーシャルに騙され悪徳買取業者を選んでしまった残念なケースです。
お客様は亡くなったお父様のオーディオを片づけたいとお考えでした。
そこでテレビコマーシャルでもよく見かける有名は業者を選びました。
オーディオ買取専門店じゃないけど大手だから安心だろう。
確かにこの悪徳買取業者はテレビでもよく見かけます。
アニメのキャラクターや有名タレントなども起用し
『えっこんなに!』なんて思わせぶりな文言もキャッチフレーズです。
訪問した悪徳買取業者は礼儀ただしくスーツもバリッと着こなしています。
査定も白手袋をはめていかにも査定士です。
でもオーディオの操作は不慣れな感じ・・・。
電源スイッチの場所も分からない様子。
そして査定額は・・・
悪徳買取業者『1個500円。10個ありますので5,000円です。』
お客様は安いなと思われたそうですがそんなものかと5個2,500円で取引を進めました。
全て処分するのも亡くなったお父様に悪い気がしたので半分の5個を残されました。
後日、やはり残りの5個も売ろうと今回は当社をご指名いただけました。
当社が査定を進めると先に売ったオーディオは大変価値のある商品だと分かりました。
なんと5個2,500円で買い取られた商品は300,000円を超える商品でした。
本来なら30万円を超える商品が2,500円で悪徳買取業者に騙し取られる被害となりました。
お客様は物静かな方で事を荒げたくないと泣き寝入りされました。
テレビコマーシャルは莫大な費用が発生します。
全国的な放送エリアでコマーシャルを行うと数千万円の費用が必要です。
そのコマーシャル費用の為に、泣き寝入りされている方が大勢いる。
今回のケースはとても考えさせられる一件となりました。
【その③ 買取業者が泥棒だった】

今回のケースはお付き合いのある建築会社の社長さんから伺ったお話しです。
建築会社のお客様で年配の奥様がおられます。
その奥様が残されたスピーカーを売ろうと業者を家に招き入れたそうです。
訪れた2人の人物は特に怪しい感じもしなかったそうです。
訪れるや否や『商品チェックをしますから30分ほど時間をください。』
そう言いました。
30分ほどかかるならと奥様は家事に専念されました。
30分ほど過ぎ台所仕事などを済ませてオーディオがある部屋へ行くと・・・
そこには2人の姿はなく置いてあったオーディオもありません。
そうです。
買取業者を呼んだつもりが泥棒を呼んでしまっていたのです。
建築会社の社長さんは被害届を出すように勧めましたが逆恨みが怖いと泣き寝入りされたそうです。
ちなみにですがこの悪徳買取業者(泥棒)は地域に特化したネット掲示板で見つけたそうです。
泥棒が利用しやすいネット掲示板に罠を張って待ち構えている。
そんな事を知ることが出来た案件でした。
【その④ 買取上限価格を教えてくれない】
買取業者に問い合わせる時は電話ですか?
それともメール?
最近はLineでも簡単に問い合わせることができます。
その時に・・・
『だいたいいくらになるんだろう?』
『買取上限価格はいくら?』と、聞きたいですよね。
しかし買取業者の中には・・・
『中古品は実物を見ないと金額は分からない』と、誤魔化す悪徳買取業者が存在します。
なぜでしょう?
確かに実際の買取額は実物を査定するまでは分かりません。
しかし過去のデータから買取上限額は分かっています。
むしろ買取上限額分からないと商売が成り立ちません、
およその買取上限額をお客様に知られてしまってはオーディオを安く買い叩くことが出来ません。
だから悪質買取業者は買取上限額を伝えないのです。
買取上限額を教えてくれない業者=悪徳買取業者と言って間違いないでしょう。
【その⑤ 自作自演の口コミサイト】
オーディオの買取を業者に依頼することが初めての方もたくさんおられるでしょう。
初めての買取なので知らないことがたくさんあります。
そんな時に利用するのが口コミサイトです。
口コミサイトから情報を得て、イメージが良さそうな買取業者を選びます。
しかしちょっと待ってください。
その口コミサイトは本当に信頼できるサイトですか?
実は悪徳買取業者が自作自演で口コミサイトを運営しているケースが目立ちます。
なぜオーディオ専門業者ではないリサイクル店がオーディオ買取 口コミ1位?
悪い評判が多いオーディオ買取店がなぜ1位?
ナゾだらけの口コミサイトです。
このようなサイトは1位に記載されている悪徳買取業者が自作自演で運営しています。
白々しいにもほどがあります。
このような嘘の口コミサイトには特徴があります。
例えば・・・
【最新 オーディオ買取店ベスト3】
【2025オーディオ買取TOP3】
【2025年 オーディオ買取業者おすすめTOP3】
など決まって『ベスト3』や『TOP3』を表記しています。
ライバル会社を少しでも少なく掲載して我田引水を試みています。
また2位以下の業者は箸にも棒にも引っかからない安値業者を掲載。
その嘘の口コミサイトでお客様が1位~3位までを相見積もりしたら当然のごとく
自作自演の悪徳買取業者が1番高値になる寸法です。
口コミサイトをご利用になる場合は慎重に見極める必要があります。
くれぐれもご注意ください。
【まとめ】
このように買取業界は魑魅魍魎が存在する世界です。
悪徳買取業者を家にいれるという事は泥棒を招き入れるのと同じことになります。
また最近では訪問販売法が厳しくなったので簡単に自宅訪問できなくなりました。
では悪徳買取業者はどのような方法をとるのか?
それは『着物 高価買取』『オーディオ 高く買います』『楽器 今なら査定UP!』など耳障りの良い広告でお客様を釣ろうとします。
しかもテレビ・ネット・新聞広告などあらゆる媒体で目にします。
お客様に呼ばれたのですから悪徳買取業者は堂々とお客様の家の中に入ることができます。
そのような悪徳買取業者を呼んでしまったが最後、値打のある着物が300円。値打のあるオーディオが500円。値打のある楽器が1,000円など
買取相場とかけ離れた金額を提示されます。
もちろん出張無料!査定無料!と看板にあるから費用はかかりません。
しかし悪徳買取業者は・・・
『確かに出張無料ですが手ぶらでは帰れません。他に売るものないですか?』と部屋の中を見渡し物色します。
なにか売ってくれるまで帰りません。
いわゆる【押し買い】の被害に遭ってしまいます。
これもお取引いただいたお客様から聞いたケースですがオーディオの商談を断ったら
『それでは奥様が身に着けているネックレスを売りませんか?』と、迫ってきたようです。
奥様は身に着けている物まで売れと言われて『とても気味が悪かった』と、おっしゃっておりました。
このコラムをお読みになった皆様は『本当にこんな酷いことあるの?』と、思う方もおられると思います。
しかしこれら全て被害に遭ったお客様や取引業者から直接聞いた話しばかりです。
私達は『買取業界が健全でありお客様に満足していただける市場でありたい』と、切に望んでおります。
もし悪質な買取事例を耳にしましたらお問合せフォーム・Line登録などでお知らせください。
1件でも多く被害を減らせるようにコチラに情報を公開してまいりたいと存じます。
また、悔いの無いオーディオお取引の為にぜひ私共、リアルオーディオをご利用ください。
精神誠意お客様の立場で安心できるお取引に努めます。