


奈良県大和郡山市でJBL ウーファーユニット 2205Cを
高価買い取りさせていただきました。
1971年に発売された劇場やホールなどの使用を想定して作られた15インチのコーン型ウーファーユニットです。
インピーダンスの違いで3モデルのバリエーションがあり、中でも2205Cは32Ωと高めの設定になっています。
なので複数個パラレルで接続して使用することが推奨されます。
長時間の大音量でも耐えられるよう、振動板に工夫を凝らしたり、支えとなるフレームはアルミダイカスト製で強靭な作り、肝心の磁器回路には強力なアルニコマグネットを使用し、音質へのこだわりもぬかりありません。
同時期にダブルウーファー搭載のバックロードホーン型のエンクロージャー4520も発売されており、劇場と同じ大迫力のサウンドを自宅にもと家庭向けに導入する方もいたのではないでしょうか。
前オーナー様は定年後の趣味としてスピーカー制作をしていたそうで、気付けばいろんなものを作っていたそうです。
中でもこの2205Cを搭載したスピーカーは幅1メートル以上の大きなエンクロージャーで迫力が特にすごかったそうです。
父親が大切にしていたものなので、少しでも価値を見出してくれるところにお願いしたいということでご依頼いただきました。
現地にて簡単な音出しを確認できました。
自作のエンクロージャーは大きすぎるためその場での搬出が難しく、後日解体して搬出させていただきました。
次に大切に使ってくれる人へと譲りたいと思います。
ご依頼いただきありがとうございました。
JBL 2205C 仕様
型式 | 38cmコーン型ウーファー |
インピーダンス | 2205A:8Ω 2205B:16Ω 2205C:32Ω |
定格入力(連続プログラム) | 150W |
感度(新JIS) | 96dB |
周波数特性 | 30Hz~2kHz |
fo | 25Hz |
クロスオーバー周波数 | 800Hz |
ボイスコイル径 | 10.2cm |
磁気回路重量 | 5.9kg |
磁束密度 | 11,500gauss |
エンクロージャー容積 | 170~225L |
奥行 | 146mm |
重量 | 7.5kg |