


大阪府吹田市でLo-D カセットデッキ D-2200MBを
高価買い取りさせていただきました。
Lo-Dはかつて日本を代表したオーディオブランドの一つで、「低歪み (low distortion)」の名に恥じない高品質な音作りで知られていました。
その中でもD-2200MBは、1982年発売のステレオカセットデッキとして、高い性能と丁寧な設計が評価されたモデルです。
D-2200MBの特徴は、録再ヘッドに「ヒタセンライト R&P コンビネーションヘッド」を採用し、従来のR&Pに比べ録音/再生特性を向上させた点です。
また、テープ走行面はチタン溶射仕上げとしており、凹凸を排して走行安定性を確保 — レベル変動や摺動ノイズを低減する設計となっています。
さらに、FETダイレクトカップリング回路による SN 比改善、そして自動周波数補正システム(ATRS)によるバイアス/録音感度/補償の自動最適化機能、電子カウンター、ピークメーターなど、当時としては贅沢な装備が揃っていました。
今回ご依頼いただいたオーナー様は、かつてご自宅で丁寧にオーディオを楽しんでおられた方で、長年保管されていたとのこと。
本体には多少の経年による使用感が見られましたが、ヘッドの状態、回転メカ、録再動作、メーターやカウンター動作ともに良好、また音出しチェックでも再生・録音とも問題なしということで、当機のポテンシャルは十分でした。
近年、カセットデッキを含むアナログ再生機器は“ノスタルジックかつ実用的”な価値が再認識されつつあり、特に Lo-Dのような信頼あるブランドの上位機種は、中古市場でも根強い人気があります。
今回も、その希少性と保存状態の良さを踏まえて、可能な限りの高価査定をご提示させていただきました。
この度はお売りいただき、誠にありがとうございました。
リアルオーディオでは、ヴィンテージ機器から現行機、アナログからデジタルまで、幅広く買い取り対応を強化してまいります。
Lo-D D-2200MB 仕様
| 型式 | カセットデッキ |
| ヘッド | 録再:ヒタセンライトR&Pコンビネーションヘッド 消去:フェライトガードダブルギャップ消去ヘッド |
| モーター | キャプスタン用:ユニトルクDDモーター リール用:DCモーター |
| ワウ・フラッター | 0.018%(WRMS) ±0.045%(W・Peak) |
| 周波数特性 | 20Hz~22kHz/25Hz~20kHz ±3dB(メタル) 20Hz~22kHz/25Hz~20kHz ±3dB(クロム) 20Hz~20kHz/25Hz~20kHz ±3dB(ノーマル) 20Hz~20kHz/25Hz~20kHz ±3dB(フェリクロム) |
| SN比(メタルテープ) | 3%歪レベル、聴感補正:75dB(Dolby C NR on) 69dB(Dolby B NR on) 61dB(Dolby NR off)EIAJ:71dB(Dolby C NR on) 65dB(Dolby B NR on) 57dB(Dolby NR off) |
| 入力感度/インピーダンス | Line in:100mV/50kΩ以上 Mic:0.4mV/300Ω~5kΩ適合 |
| 出力インピーダンス(負荷) | Line out:50kΩ以上 Headphone:8Ω~2kΩ |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 30W |
| 外形寸法 | 幅435x高さ150x奥行282mm |
| 重量 | 7.3kg |
| 付属 | USピンコードx2 ヘッドクリーニング棒 |











