北海道函館市でEAR ターンテーブル Disc masterを
高価買い取りさせていただきました。
1976年にイギリスにて設立されたEARは瞬く間に有名になり、特にアナログプレーヤーの音質はオーディオマニアも虜にするものでした。
また同社の製品の多くは真空管を使用することがあるため「King of Tube」や「King of Analog」という異名を付けられるほどです。
定価300万円超えという値段の高級機という位置付けのDisc masterは電源部と本体が分離されているセパレート構造を採用しています。
またプラッターを回転するモーターとはゴムベルトでもなくダイレクトドライブでもない、磁力で繋がるという今までにない方式を採用しています。
これにより動力を完全に分離することができ、ターンテーブルにおいて一番のノイズの原因を排除することが可能となりました。
高級機には珍しく回転数の切り替え機能が付いています。
好みに合わせてトーンアームを追加してダブルアーム仕様のターンテーブルとしても使用できます。
現地にて音出しの確認をさせていただきました。
問題なくしっかりとした輪郭の音を感じることができました。
前オーナー様いわく、いい音ではあるがレコードである意味合いが聞いているうちになくなってしまったとのこと。
情報量の多さに加え、アナログレコードらしさをもっと感じることのできるターンテーブルやカートリッジ、昇圧トランスを今後は探していきたいとお話してくださりました。
針を変えるだけでもものすごく音の変化を感じることができるアナログの環境だからこそ、自分に一番合う音を探し出すことが大変で、それでいて楽しみをもって趣味のオーディオに没頭できるのではないでしょうか。