


東京都世田谷区にて、ALTEC(アルテック)のモノラルパワーアンプ「1590B」を出張買取しました。
ALTEC 1590Bは、業務用音響設備や設備放送など、安定した連続運転が求められる環境を想定して設計されたソリッドステート式パワーアンプです。家庭用ステレオアンプとは異なり、1台で1チャンネルを受け持つモノラル構成となっています。
古い業務用アンプは、外観だけでは使用方法やコンディションを判断しにくい機材です。特に1590Bは、複数の負荷インピーダンスや定電圧出力に対応するため、査定時には通電の可否だけでなく、端子の接続状態、出力の安定性、ノイズ、発熱、修理・改造の有無などを確認します。
ALTEC 1590Bの買取について
今回のALTEC 1590Bは、東京都世田谷区からご依頼いただいた通常の出張買取品です。
1590Bは一般的な家庭用プリメインアンプとは構造や端子構成が異なり、重量も約18.6kgあります。配線方法や電源仕様が分からない状態で無理に動作確認をすると、アンプや接続するスピーカーを傷める可能性があります。そのため、接続方法が不明な場合は、そのままの状態で査定をご依頼いただいて問題ありません。
買取商品:ALTEC 1590B
メーカー:ALTEC(アルテック)
製品区分:業務用モノラルパワーアンプ
買取地域:東京都世田谷区
買取方法:出張買取
主な確認項目:通電、モノラル出力、入力感度、出力端子、負荷設定、ノイズ、発熱、ボリューム、高域通過フィルター、修理・改造歴、外観
ALTEC 1590Bの査定ポイント
通電状態とモノラル出力
1590Bは定格200Wのモノラルパワーアンプです。査定では電源が入るかを確認したうえで、適切な負荷を接続し、出力が安定しているかを確認します。音が出ても、出力レベルの低下、音の歪み、断続的な途切れなどがある場合は、内部部品の劣化が考えられます。
ステレオ再生には基本的に2台必要となるため、同型機が2台ある場合は、左右で出力差やノイズ差がないかも重要です。製造番号が近い個体や、同じ環境で使用されてきたペアは、まとめて査定することで評価しやすくなります。
入力端子・出力端子・負荷設定
1590Bは6.25Ω、8Ω、25Ω、32Ωの負荷インピーダンスに対応し、35Vおよび70Vの定電圧出力も備えています。家庭用アンプではあまり見られない端子構成であるため、端子台の破損、ネジの欠品、錆、接点の劣化、配線変更の有無を確認します。
出力端子の選択を誤ったまま一般的なスピーカーを接続することは避けてください。接続方法が分からない場合は、無理に音出しをせず、背面端子や銘板が確認できる状態でお申し込みいただくと安全です。
ノイズ・発熱・保護回路
業務用パワーアンプでは、無信号時のハムノイズ、ボリューム操作時のガリ、長時間動作時の発熱、出力の安定性が査定に影響します。1590Bには出力トランジスターを保護するための回路が採用されていますが、経年した個体では電源部や接点、半導体、コンデンサーなどの状態も確認が必要です。
スピーチ用途を想定した切替式のハイパスフィルターも搭載されているため、スイッチ操作によって音が正常に変化するか、接触不良が発生していないかを確認します。
電源仕様と修理・改造歴
当時資料に記載されている電源仕様は120Vまたは240V ACです。日本国内の100V環境で使用されていた個体でも、電源トランスの設定変更、昇圧トランスの使用、内部改造などが行われている可能性があります。
銘板や内部配線を確認せずに通電することはおすすめできません。修理明細、電源仕様に関する記録、交換部品の一覧、使用していたトランスなどが残っている場合は、査定時に一緒にご提示ください。
ALTEC 1590Bの主な仕様
| 製品形式 | モノラルパワーアンプ |
|---|---|
| 連続出力 | 200W(50Hz~12kHz、THD 1.0%以下) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB |
| 利得 | 67dB |
| 入力感度 | 0.8V(定格出力時) |
| 入力インピーダンス | 15kΩ |
| 対応負荷 | 6.25Ω、8Ω、25Ω、32Ω |
| 定電圧出力 | 35V、70V |
| 電源 | 120V/240V AC、50/60Hz、または24~28V DC |
| 消費電力 | 無信号時25W、最大420W |
| 外形寸法 | 幅483×高さ267×奥行210mm |
| 重量 | 約18.6kg |
| 別売オプション | 15095ライン入力トランス、15335ブリッジング/マッチングトランス |
※上記は当時資料に基づく代表的な仕様です。輸出先、製造時期、内部変更などにより、実機の仕様が異なる場合があります。
業務用途を重視したALTECのモノラルアンプ
ALTEC 1590Bは、1590Aを発展させた業務用ソリッドステートアンプです。出力段を含めてシリコントランジスターを使用し、設備音響で求められる出力と連続運転時の安定性を重視しています。
AC電源とDC電源に対応し、AC電源が失われた際にDC側へ切り替える運用も想定されていました。この点からも、一般家庭で音楽を楽しむためだけのアンプではなく、放送設備や館内音響など、音声を止めにくい環境に向けた製品であることが分かります。
一方、現在ではALTECのスピーカーシステムと組み合わせるヴィンテージオーディオ用パワーアンプとして扱われることもあります。業務機特有の外観や端子構成を含め、家庭用アンプとは異なる魅力を持つモデルです。
中古市場でALTEC 1590Bが評価される理由
1590Bは、200Wの出力を持つALTEC製モノラルパワーアンプという点に加え、現存数が多くないことから、専門店を中心に中古流通が確認される機種です。
ただし、古い業務機は個体ごとの差が大きく、電源仕様、内部部品、端子の状態、保守履歴によって評価が変わります。外観がきれいでも未整備であれば修理を前提とする場合があり、反対に傷や使用感があっても、専門店で整備され、安定して出力できる個体は評価されやすくなります。
2台揃ったステレオペアか、単体のモノラルアンプかも査定上のポイントです。1台のみでも買取対象ですが、同型機が複数ある場合は別々に処分せず、まとめて査定をご依頼ください。
ALTEC 1590Bを高く売るポイント
入力トランス、マッチングトランス、端子カバー、ラック取付部品、取扱説明書などが残っている場合は、本体と一緒にご用意ください。取り外された純正部品や交換前の部品も、内容を確認できるよう保管しておくことをおすすめします。
また、修理明細やオーバーホール記録は、交換部品と作業時期を判断する資料になります。「修理されているから価値が下がる」とは限りません。適切な整備内容が確認できれば、動作の信頼性を判断する材料になります。
長期間使用していない場合は、売却前に無理な通電や分解清掃を行わないことも大切です。外装のほこりを乾いた柔らかい布で軽く取り除く程度にとどめ、内部の清掃や調整は専門知識のある技術者へ依頼してください。
故障品・修理品・改造品も査定します
電源が入らない、音が出ない、片側用の1台しかない、ハムノイズが出る、ボリュームにガリがあるといった状態でも査定可能です。故障しているという理由だけで処分せず、型番と状態をお知らせください。
電源回路の変更、端子の交換、ファンや放熱部の加工などがある場合も、実機を確認したうえで判断します。改造内容が不明な場合は、通電せずにその旨をお伝えください。修理記録や使用していた電源機器が残っていれば、あわせて確認します。
東京都世田谷区で大型業務用アンプを出張買取
リアルオーディオでは、東京都世田谷区を含む東京都内で、ALTECのアンプやスピーカーを出張査定しています。1590Bのような重量のある業務用アンプは、無理に持ち運ぶと落下や端子破損につながることがあります。
ラックへ組み込まれている場合や、複数の音響機器と配線されている場合もご相談ください。プリアンプ、ミキサー、スピーカー、チャンネルデバイダー、トランス類など、関連機器をまとめて査定することも可能です。
関連する買取情報
ALTEC 1590Bの買取に関するFAQ
Q. 1590Bが1台だけでも買取できますか?
A. はい、モノラルアンプ1台のみでも査定できます。同型機が2台ある場合は、ステレオペアとして使用できる可能性があるため、まとめてお申し込みください。
Q. 接続方法が分からず、動作確認ができません。
A. 無理に接続する必要はありません。1590Bは一般的な家庭用アンプと出力端子の構成が異なるため、誤接続を避け、そのままの状態でご依頼ください。
Q. 電源仕様の変更や修理歴があっても売却できますか?
A. 査定可能です。電源仕様や変更内容、交換部品、作業時期が分かる資料をご用意ください。内容が不明な場合は、安全のため通電せずにお知らせください。












